先日、一緒に仕事をした人と握手をした際、こんなことを言われました。
『力強い握手ですね!』
特別強く握ったわけではありませんが、つい力が入っていたのかもしれません。
ところで、握手する時ってどんな場面ですか?
久しぶりに友人と再会した時、仕事の商談が成立した時が、すぐに思い浮かぶシーンです。中には、握手はしないという人もいるかもしれません。
私の場合、これらはもちろん、初対面の人と握手をするようにしています。例えば、これから一緒に仕事をする仲間、講習会の参加者です。
では、なぜ初対面の人と握手をするのか?
タップできる【目次】
握手をする意味と理由
そもそも握手をする意味は、手を差し出すことで『私は武器を持っていませんよ。安心してくださいね。』と、相手の警戒心を解くことです。
警戒心を解くことはもちろん、私が初対面の人と握手をするのは、2つの理由があります。
- 相手と打ち解けるスピードが早くなる。
- 相手の自分に対する距離感を感じ取る。
経験談とともに、紹介していきましょう。
1 相手と打ち解けるスピードが早くなる。
私が初対面の人と、意識して握手するきっかけを作ってくれたのは、プロサッカーチーム・サンフレッチェ広島でした。
サンフレッチェ広島のサッカースクールの小学生を対象にした、チームビルディングのキャンプに伺った時のこと。
初対面のスクールコーチから、『よろしく!』と握手をされました。それが一人で終わらず、次々と握手をしにくるスクールコーチたち。その上、みんなニコッとして、握手が力強いんですよね。
握手をするまで若干緊張気味だった私が、この後すっと緊張が解けたことを覚えています。
同様のキャンプを他のプロサッカーチームも実施しており、過去にいくつかの現場に伺ったことがあります。その中で、握手の洗礼を浴びたのは、後にも先にもサンフレッチェ広島だけでした。
関わるチームによって、自分の緊張の解け具合が違ったことに気付いたことで、初対面の人と迷わず握手をするようになりましたね。
2 相手の自分に対する距離感を感じ取る。
握手をすること(してくれること)で緊張感は解けやすいですが、必ずしもそういう人ばかりではありません。
そこで、握手をした際に、相手の気持ちを読み取るようにしています。
『突っ込んだ話ができそう!』
『!? ちょっと緊張しているな。』
手の握り具合、その時の表情で察知し、握手後の接し方を考えたりするわけです。
研修や講習会で会った参加者と、握手をするとします。終了後の別れ際にも握手をすると、握り方に変化がある参加者もいます。
初めて握手した時は握る感じがなくても、別れ際の握手が『グッ』とする握手なら嬉しいものです。
握手のマナーがあるみたいだけど
握手って、相手と手を握り合うだけなんですが、マナーがあるみたいです。wikipedia先生がいくつか紹介しています。
- 原則右手
- 相手の目を見る
- 手袋は外す
- 下の者から上の者に対して求めない
- 男性から女性に対して求めない など
さいごに
私が握手をする理由を2つ紹介しました。
- 相手と打ち解けるスピードが早くなる。
- 相手の自分に対する距離感を感じ取る。
握手は、コミュニケーションを促進させる行為の一つです。握手に慣れていない人は、緊張するかもしれません。しかし握手をすると、その緊張も解けますから。