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ツリークライミングを始める際に持っておきたい本オススメ5冊




まつりです。

2015年からツリークライミングインストラクターとして活動しています。

『これからツリークライミングを始めたいんです!』という相談を、毎年50人くらいから聞いています。

その内容の多くは、道具のことについて。

『どんな道具を揃えればいいですか?』

これについては、「ツリークライミングの最初に持っておきたい11の道具」として紹介していますので、そちらを参考にしてくださいね。

さて、今回はツリークライミング初心者に持っておくと役に立つ本を紹介します。

 

イラストマニュアル・はじめてのツリークライミング

ツリークライミングに興味を持って調べると、最初にこの本に辿り着く人は多いはず。

「イラストマニュアル・はじめてのツリークライミング」。

ツリークライミングで使用するロープワークや道具の基本について、写真やイラストで分かりやすく紹介されています。

『ツリークライミングってなんだろう?』という、初心者の疑問に答えてくれる1冊です。

まちなか植物観察のススメ

ツリークライミングを始める人は、樹木に興味のある人が多いですが、全員が樹木について詳しいわけではありません。

花が咲いていれば『サクラ!』くらいは、大抵の日本人は分かります。しかし花がなければどうでしょう?葉と樹皮だけではサクラと判別できない人もいます。

分からない樹木を調べるために葉っぱ図鑑を使おうにも、種類が多すぎてよく分からない。

そんな人には「まちなか植物観察のススメ」。身近な植物に興味が持てるよう、初心者目線でマンガによって紹介されています。

監修は植物観察家の鈴木純さん。

鈴木さんって「好き」が溢れてる人なんだな、といつもSNSを拝見してしまう

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『植物を調べたことがない!』という人は、この本を導入部分として、図鑑などに手を出してもいいかもしれませんね。

 

山渓ハンディ図鑑 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1300種類

『この木なんの木?』となること、ありませんか?

ぱっと見では樹木の名前、分かりませんよね。それが普通です。

自分が命を預けて登る木は、どんな木なのか知った上で登ると安心するし、その木のことがますます好きになります。

だからツリークライミングでお世話になる木の名前から覚えていきましょう。

活躍するのは「山渓ハンディ図鑑 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1300種類」。

葉っぱをスキャンして図鑑を作ってしまった林将之さん著。植物図鑑の巨匠です(と僕は思っています!)。

 

気になるのは少し値段が高いところ。5000円を超えますからね。

でもこの図鑑があれば、これから先において樹木を楽しめると考えると安いんですよ。

10年と考えれば500円/年、20年と考えれば250円/年ですから。

 

ちなみに私は昔、値段にビビって&持ち歩きを重視して、「フィールドガイドシリーズ 葉で見分ける樹木」から入りました(笑)。

こちらも林将之さん著です。

 

樹皮ハンドブック

1年中樹木に葉がついていれば、葉っぱ図鑑だけで樹種同定しやすいのですが、そうもいかない時があります。

12月になると葉っぱを落とす落葉広葉樹です。

幹と葉のセットが分かればいいですが、複数の樹木があるフィールドではそうはいきません。

そこで役立つのが、「樹皮ハンドブック」。

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名前のとおり、樹木の皮に特化した図鑑です。マニアック!

葉っぱ図鑑ほどの数はありませんが、間違えやすい樹木を中心に156種紹介されています。

小さいですが葉っぱも掲載されていますので、葉っぱ図鑑と合わせて使用すると樹種同定率がアップします。

ちなみに、この著者も林将之さん。

 

図解 樹木の診断と手当て ー 木を診る 木を読む 木と語る

図鑑があれば、自分がツリークライミングで楽しむ樹木のことが分かります。

次に知っておくべきことは、「その樹木がどんな状態なのか」です。

元気なのか、病気なのかを知らずに登ると、ケガや事故に繋がります。

いつも樹木のスペシャリストと一緒ならば安心できますが、そうではありませんよね。

「図解 樹木の診断と手当て ー 木を診る 木を読む 木と語る」は、専門用語が並び分かりにくいことも優しいイラストで症例を紹介してくれています。

樹木の知識がなくても、読まずに見て学べるのはハードルが低くなりますよね。

私がツリークライミングを教わったインストラクターから、当時おすすめされた本のひとつでもあります。

 

下もむいてあるこう!

ツリークライミングを楽しむのに、道具と樹木の知識は必要です。

こららに加えて、もう一つ私が大切にしていることがあります。

それは『こんな世界が広がっていたら楽しそう!』という、ファンタジーな視点。

これが加わることで、森林や樹木の見え方が変わってきます。

そのきっかけを作ってくれるのが、どんぐりを主人公に描いた4コマ漫画「下もむいてあるこう!」。

著者の「おおたきれいこ」さんとは、一度お会いしたことがあるんです。

どんぐりの絵本作家で、とてもステキな世界観を持った方でした。

自然の中から読み取る「事実」は大切ですが、「空想」するのも楽しいですよ。

「下もむいてあるこう!」は、NPO法人どんぐりネットワーク(香川県高松市)でのみ販売しています。

 

さいごに

ツリークライミングは道具があれば安全にできるわけではなく、樹木についての知識を深めることも大切です。

タイトルでオススメ5冊としながら、気付けば6冊紹介(笑)。

他にもありますので、このページで追加紹介していく予定です。

あなたのオススメの本があれば、ぜひ教えてください。

 

では、素敵なアウトドアライフを!



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