フリーランスとして独立する際に、屋号を持つ人と持たない人がいます。屋号の有無で、仕事に影響があるかといえば、そんなことはありません。好みの問題ですね。
ただ、屋号を持つ人は、よく考えて付けた方がいいです。屋号を持ったからには、活動する際に他人が目にしますからね。
これからフリーランスとして独立される方。屋号を持つ方を選んだ、私の失敗談を2つ紹介しますから参考にしてみてください。
では、行ってみましょう!
タップできる【目次】
子どもの名前を屋号に使いたかった
2010年5月、フリーランスとして私は独立しました。その前年に独立する準備として、「ゼロからつくる自分の仕事」というワークショップに参加。この時、「屋号を考えよう」というセッションで、作った屋号を今も使っています。
フリーランスで屋号を持つ時には、『子どもの名前を一字入れたい!』とずっと思っていたのです。それと、自分にできること・これからやりたいことをのキーワードを出した結果がこれらです。
- 「絆」・・・人と人、人と自然をつなぐ
- 「工房」・・・ワークショップや体験の場
- 「創」・・・を創る
これらの順番を入れ替えて、「絆創工房」と命名しました。
屋号ができた時には、『よし!これでいこう!』と決め、2010年5月に開業届を税務署に提出しました。
失敗談1 屋号が読めない
さて、ここからが本題です。私の屋号の読み方、分かりますか?
「絆創工房」と書いて、「はんそうこうぼう」と読みます。
漢字が絆創膏と似ていることもあり、「ばんそうこうぼう」と呼ばれることが多いのです。残念なことに・・・。
自分は名付け親ですから、当然読めます。しかし、他人は読めないのです。初対面の方は特に。
読み間違えられると切ない
研修会などのオリエンテーションで、講師が紹介される時ありますよね。その時も間違えられます。
進行役:『今回の講師をご紹介します。ばんそうこうぼうの・・・』
まつり:『いや、「ば」じゃなくて、「は」です!』
このやりとりを、今まで何回したことか(笑)。
考えに考え抜いて命名した屋号を、読み間違えられると切ないのです。
読みやすい屋号にすれば良かった、と思うことがあります。
失敗談2 屋号が言いにくい
初対面の人に会えば、自己紹介しますよね。その際、屋号・名前という順番で伝えています。相手が一人だといいですが、複数人に連続して挨拶すると言いにくいことに気付いたのです。
試しに10回クイズのように、「絆創工房(はんそうこうぼう)」と連続して言ってみてください。
ちょっと言いにくいですよね。
慣れもあるかもしれませんが、言いやすい屋号にすれば良かった、と思うこともあります。
略称があれば、言いやすいかも
屋号を考えたワークショップ「ゼロからつくる自分の仕事」をきっかけに、独立した仲間が私以外にいます。彼がワークショップ後に立ち上げた法人は「ひろしまジン大学」という名称。
東京大学を東大と略すように、ひろしまジン大学は「ジン大」と略称されています。略称があれば、言いやすいですね。
屋号の由来が伝わっていると嬉しい
しかし、失敗ばかりではありません。良かったことも、もちろんあります。
自分の子どもが大きくなって、漢字が読めるようになった時、
『父ちゃんは、あなたの名前を使って仕事しているんだよ。』
という思いが伝わればいいかなと、屋号を決めました。
ある時、子どもが小学校で配布される、体験活動のチラシを持ち帰りました。それに父親の名前、その横にカッコ書きで自分の名前の一部が入っている屋号を子どもが見つけて、『名前があるよ!』と興奮気味に報告されたのを覚えています。
まとめ
いかがでしたか。
私のフリーランスの屋号命名で、失敗した2つのことを紹介しました。
- 屋号が読めない
- 屋号が言いにくい
屋号を考える時には、いろんな思いを込めているはずです。どうせなら、正しく読まれる(言われる)屋号にしておくといいですね。
ちなみに、フリーランスは法人ではありませんから、屋号変更に手続きは必要ありません。変えたくなったら、心機一転、変更するのもアリかもしれませんね。
まつり(@matsuri06)です。