「魔法のコンパス」を注文して、到着するのに6日間。これだけ待たされて(私のせいですけど)、面白くなかったら、「本が届くのを待ちわびた感」の行き場がなくなります。
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「魔法のコンパス」が届くまでの6日間感じたこと。入手したい気持ちが強いモノは、最速で入手しましょう。
一晩で一気に読んでみて、感じたこと。それは自己啓発本ではなく、ノウハウ本でもなく、コトを起こす時の「ワクワク感」を伝えてくれる本でした。
著者の経験に基づいた、43のエピソードが紹介されています。大爆笑ではなく、クスッと笑える内容でしたね。
■問いを立てるだけでなく、答えを探すための行動ができるか。
そもそも、なぜ絵本作家なのか?という私の疑問は、ひとつ解決できました。
僕は、ある時、「お笑い芸人が、ひな壇に参加せずに生きていくためにはどうすればいいだろう?」という「問い」を持ち、その「問い」に人生を賭けてみることにした。
この問いに対する答えの一つとして、行動しているのが絵本を作ることなんでしょうね。
この問いを立てるのは、おそらく誰でもできること。この後が肝心で、自分で立てた問いについての答えを探すために、なんらかのアクションが起こせるかどうか、ですね。
これの方法で、資金調達や信用獲得などについて、実体験に基づいて書かれているから面白いです。ひとつ紹介しておきます。
■リツイートではなく、ダイレクトにつながる
著者がニューヨーク個展を開催するために、クラウドファンディングで費用を集めた時の話。ツイッターやフェイスブックでシェアしてもらい、情報を拡散するも反応がイマイチだったようです。
皆、網をスルーするスキルがすっかり身についてしまっていて、つまり、SNSは拡散装置として寿命を迎えていたわけだ。
網でかからないのなら、モリを片手に素潜りで一人一人突き刺していくしかない。
一人一人に直接メッセージを送って、2週間で530万円集めたわけだから、すごいですね。金額に目がいきがちですが、大切なのは「モリを片手に・・・」という仮説を立てて検証することに、とても意味があります。
クラウドファンディングに挑戦している人、私の周囲にも結構います。企画者から「情報シェアしてください!」という連絡が来れば、気軽にワンクリックする人は多いはずです。
「支援してください!」と直接メッセージが来た場合は、どうでしょう?一口5万円だとハードル高いですが、少しでも共感できる企画なら、一口3000円とか5000円なら支援する人結構いるんじゃないでしょうか。メッセージの内容にもよりますね。
本の内容の3〜4割くらいは、youtubeで見れる「西野亮廣独演会」で話している内容でしたが、改めて本で読むと、更に記憶に残りますね。
この本は、こんな人にオススメですよ。
- コトを始めようとする際に、最初の一歩が踏み出せない人
- 活動でモヤモヤ感があり、煮詰まっている人
- 純粋にクスッと笑える本を読みたい人