良質なアウトドア商品を創る「finetrack(ファイントラック)」。冬山のアウトドアウェア着回しについて紹介する講習会があったので、参加しました。その内容をレポートしますよ。
タップできる【目次】
finetrack(ファイントラック)ってどんなメーカー?
finetrack(ファイントラック)は、「遊び手=創り手」として、最高のアウトドアウェアとギアを作るのは本気で遊べるものだけ、と謳っているアウドドアメーカーです。
営業マンもモノづくりに関わっているそうです。講習会で話をしてくれた方も営業担当で、普段からよく使っている感じが話の内容からも伝わってきました。
また、「made in japan」にこだわりを持ち、アウトドアグローブは香川県東かがわ市で作っているそうですよ。
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カタログも使用して講習会は進められました。話のポイントは4つ。
- 濡らさないドライレイヤー
- レイヤリングの組み立て方
- 冬山のオススメウェア
- ホームケアの方法
1つずつメモのように紹介しますので、参考にどうぞ。
1 濡らさないドライレイヤー
吸汗速乾ウェアは、すぐに乾くと思われているが、意外と乾きにくい。体から汗が出ている状態なら尚更。濡れているウェアを着ていると不快かつ、体力を消耗しやすい。
では、どうするか?
撥水力に優れたドライレイヤーと呼ばれる「スキンメッシュTシャツ」を、肌に直接着る。
撥水力がスゴイと何が良いか?
ドライレイヤーの生地(ブラック)を吸汗速乾ウェアの生地(グレイ)と重ねて、ドライレイヤーの撥水力を検証した。ドライレイヤに水をかけると、徐々に水がなくなった。その際にドライレイヤーの生地は、濡れておらずサラサラ。
裏返すと吸汗速乾ウェアが水を吸いきっていた。
体から出る汗をドライレイヤーが吸い上げ、外に出しているので、体が常にベタつかず、心地よい状態になる。
2 レイヤリングの組み立て方
finetrackで取り扱うウェアの種類はレイヤーと呼び、これを活動に合わせて重ね着することで、高いパフォーマンスを発揮する。
登山においては、5種類を着回す「5レイヤリング」を勧めている。これには3つのメリットがある。
- 濡れに強い → 無駄に体力を消耗しない
- 温度調節が楽 → 暑さ・寒さに強い
- 軽くて・コンパクト → 動きやすい
詳しくは、こちらでご確認を。
ミッドレイヤー(レイヤー3)の中間保温着は、汗で体が冷えないように吸汗性のあるものがよい。薄手のダウンジャケットやフリースでは、汗でべっとりして体が冷えてしまう。
ミッドレイヤー(レイヤー3)からアウターシェル(レイヤー5)はベンチレーション(換気口)が同じ場所にあるため、すべて開けることで蒸れを防ぐことができる。
ベンチレーションはメーカーによっては、脇下部分から開けるタイプがあるが、これはリュックを背負っていると開けにくい。finetrackでは胸横から腰にかけてベンチレーションを設けているので、リュックを背負っていても開けやすい。
3 冬山のオススメウェア
ベースレイヤー(レイヤー2)は行動中に基本脱ぐくことはないので、薄いものでOK。
ドラウトポリゴン3。1枚の形状記憶記事を使っていて、ダウンジャケットのように中綿が抜けない。特徴は、風は通しやすいが、保温性が高い。若干の防水性あり。
ダウンジャケットの代わりになるので、購入しようと思ったんですが、ポケットがないんですよ。ポケットかと思ったファスナーは、ベンチレーション(換気口)でした、おしい!
4 ホームケアポイント
レインウェアは洗わないと撥水性が落ちる。手洗いは汚れが落ちにくいので、洗濯機で洗ってOK。ただし、脱水は洗濯機が故障する可能性があるので、脱水はしない。
柔軟剤成分が付着すると、ウェアの性能が低下する。適した洗剤で選択するのが一番良い。と紹介されたのがコレ。
選択洗剤として使うには当然割高だが、ウェアを長持ちさせるには使っても良いのではないか。
いかがでしたか?
finetrackの冬山レイヤリング講習会の内容をメモ的に紹介しました。
冬山に特化した紹介をこのブログではしていませんが、普段使用の参考にしてくださいね。
では、素敵なアウトドアライフを!