アウトドア活動で使用するカラビナ、様々な種類があります。私はツリークライミングをしていますので、たくさんカラビナを持っています。
一見同じように見えるカラビナの購入するときに、気をつけておくポイントを紹介しますよ。
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カラビナに強度の表示がされているか
カラビナには、このように強度表示がされています。写真一番下のであれば、「27kN↔︎8↕︎」という表示。
これは、↔︎の方向に27kNまで、↕︎の方向に8kNまで力が加わっても大丈夫ですよ、ということを表しています。
kNは「キロ・ニュートン」と読みます。力の単位のことですね。
地球上では、質量1kgの物体の質量は、約9.81Nとなっています。1kNは、約0.102tの荷重がかかっても大丈夫ということです。
「1kN=100kg」くらいと覚えておいてもいいでしょう。「27kN↔︎8↕︎」は、↔︎方向で2700kg、↕︎方向で800kgということですね。人が引っ張ったりしたくらいでは、写真のカラビナは壊れませんね。
カラビナのゲート部分でケガする人がいる!?
細かい部分ですが、カラビナのゲートはそれぞれ形状が違います。2つのカラビナのゲートの先端部分を比較してみましょう。
ゲートの先端部分が丸みを帯びて厚いカラビナ。
こちらは、あまり丸みがなく薄いカラビナ。
カラビナの構造は同じものですが、細かい部分はモノによって違います。
ゲート先端の厚みが、更に薄いカラビナになると、こんな危険性があります。
- 指が引っかかり、ケガをするかもしれない。
- 道具が引っかかり、破損するかもしれない。
通販サイトだと、Backcountryのように細部までアップして見れるのが嬉しいですね。
用途によって使い分ける
これは、うちの子どもがリュックサックにつけているカラビナです。100円ショップで購入したアクセサリーカラビナ。軽い物をぶら下げるように使用しています。
これを使って、人がぶら下がったり、重い物体をぶら下げることはないでしょう(笑)。相当重い物をぶら下げる時には、強度表示はもちろん、それが生産国の規格を満たしているかどうかも確認しているといいですね。
アメリカなら「ANSI」、ヨーロッパなら「CE」と表示されています。こちらの記事でも少し触れています。
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さいごに
カラビナを購入する時に気をつけておくポイントを紹介しました。購入時の参考にしてみてください。
では、素敵なアウトドアライフを!