樹上作業が得意技のひとつ、まつりです。
ツリークライミングをしていると、時々こんな相談を受けます。
『木が大きくなって困っています。伐ってもらえませんか?』
庭の木が大きくなりすぎると、素人では手がつけられません。そんな時には、プロに依頼するのが一番です。
ただ、庭木のメンテナンスを仕事にしているプロでも『高い木は危険だから、うちはしないよ。』という業者もいます。
高所作業車が使えない場所、安全に伐採・剪定することが難しいという案件が、私のところに依頼相談がきます
今回は、庭のヒノキが大きくなりすぎて困っている方から依頼を受け、伐採した事例を紹介します。
タップできる【目次】
香川県高松市の庭木伐採依頼
作業場所は、香川県高松市の住宅地です。
軽車両がギリギリ通行できる道の狭い住宅地。高所作業車は入ることができません。
約40年生のヒノキが、庭でぐんぐん成長し、枝葉が茂っている部分を電話線が通っています。
ヒノキは成長しすぎて、ブロック塀を圧迫し一部破壊しています。このままでは、ブロック塀を破壊するのと、電話線に更に絡む恐れがあり、伐採することになりました。
伐採方法は難しいため、作業は慎重に。
森林の中に生えているヒノキなら、根元をチェンソーで伐って倒しますが、ここは住宅地。倒せる場所がありません。だから、ヒノキに登って、枝を少しずつ切っては下ろしていく作業から始まります。
電話線に絡まないよう、下のブロック塀を傷つけないように、枝を切っては少しずつ下ろしていきます。
ここから、幹の部分も庭に倒せる高さまで、短く切り下ろしていきます。
最後は、根元から切り倒して、きれいサッパリ。
ブロック塀にピッタリくっついた状態で、ヒノキは成長していました。
before & after。通勤・通学路にもなっている路地のため、ブロック塀が倒壊する前に作業をしておいてよかったです。
違う角度から、before & after。
伐採した庭木は処分場へ
伐採したヒノキは、庭で土に返すこともできないため、処分場行きとなります。
車内のイヤな臭いを、1発で消す方法を教えましょう。
その方法は、車内にヒノキの葉を詰め込むだけ。簡単ですよね。 pic.twitter.com/Ipd3mBcn6l
— まつり@アウトドア主夫 (@matsuri06) 2018年9月6日
軽車両のハコバンに、枝葉を積み込んだため、この状態です(笑)。
今回は軽トラック約2車分、処分場に運搬しました。
伐採・剪定の料金(費用)は、木の大きさや危険度によって算出
作業後の状態を見て、依頼主にはとても喜んでいただきました。
ところで、木の伐採や剪定の料金は、どのように算出しているのでしょう? お店で買い物する時は商品に値札が付いていますが、こういう作業には値札が付いていませんよね。
私の場合は、次の3点を考慮して、作業料金を算出しています。
- 木の高さ
- 作業の危険度
- 枝葉等の処理費用
ヒノキと周辺低木の伐採含め、今回の作業料金は9万円となりました。
さいごに
香川県高松市の庭木伐採現場を紹介しました。
本心は、木を切りたくはないのです。ただ、今回は安全を優先して伐採作業となりました。
作業現場は今回のような住宅地もあれば、森林公園や神社からも依頼相談があります。香川県および近県の方は、ご遠慮なく連絡くださいね。