まつり(matsuri06)です。
薪ストーブやキャンプで使う薪。小割りにする際は、ナタを使っています。
使い方を覚えれば、誰でも簡単にナタで薪割りをすることができますが、使い方を間違えると大ケガをすることもあります。
そこで、ナタで薪割り歴20年近い私が、自分の子どもにも伝えた薪割り方法を紹介します。
タップできる【目次】
ナタで薪割りする際に使用する道具
薪割りで使用する道具は、ナタと薪割り台。
ナタには片刃と両刃がありますが、両刃を使用します。片刃でも割れますが、薪に食い混みやすいため、両刃ほど薪割りには向いていません。
軍手や革手袋は、利き手ではない方のみに使います。利き手はナタを持った時に滑らないようにするために素手です。
ナタで薪割りをする手順
ナタで薪割りをする手順です。
最初に薪割り台の上に立てた薪に、ナタの刃を当てます。刃を当てる薪の位置は、年輪に沿った方が割りやすいと言われています。
が、樹皮に当てても問題なく割れます。
また、節がある部分は割れにくいため、ナタの刃が下がっていった先に節がないことを確認しておきましょう。
当てる刃の位置はできるだけ柄に近い方です。
ナタの刃を当てた状態で、左手で薪を数cm持ち上げて、2〜3回トントンと薪割り台に落とします。
すると、薪と薪割り台が当たった衝撃で、ナタが薪に若干刺さります。ナタを持ち上げた際に、ナタから薪が離れない状態にしておきます。
あとは、両手でナタを持ち、薪と薪割り台が垂直に当たるよう、トントンと上げては下ろすだけです。
上げ下ろす高さがある分だけ衝撃が強いです。自分が割りやすい高さで上げ下ろすといいですよ。
繰り返すことで、徐々に薪が割れていきます。
パカーン!
こんな感じで、簡単にキレイに割ることができます。
刃の背部分を薪で叩くパドニングで薪割りすることも安全な方法としてありますが、ナタの場合は刃に重さがあるため、私は使いません。
刃に重さがないナイフを使用する場合は、パドニングが有効でしょう。
子どもが複数人いて、みんなで薪割りを楽しんだり、役割を作る際には、ナタでパドニングをすることはあります。
怪我をしないために注意する3つのポイント
ナタで薪を割るのが慣れてくると、気の緩みなどからケガをする可能性もあります。
そうならないために、気をつける3つのポイントを紹介しておきます。
鞘から少し出る刃に注意
ナタが鞘に収納されている状態で柄を持ち上げると、刃が少しだけ顔を出すことがあります。
この少し出ている刃で、指を切る可能性がありますので、注意しましょう。
地面に置きっぱなしに注意
ナタを使用していない時に、地面に置きっ放しにすると危険です。
自分はもちろん、誰かが通る可能性のある場所なら、踏んだり足に当たるとケガに繋がります。
鞘に入れておくか、薪割り台に刺しておきましょう。
手元から遠い刃の扱いに注意
薪割り手順で説明しましたが、ナタの刃は柄に近い部分を薪に当てます。
これは手元に近い方が、手の感覚でコントロールしやすいからです。
手元から遠い刃の部分は、近い刃の部分に比べると、コントールしにくいのです。そのため、刃が傾いたりする可能性があります。
手元に近い刃を扱う方が、安全ですよ。
薪割りに使うナタのおすすめサイズ
ナタには片刃と両刃の2種類があり、薪割り向きなのは左右に均等に割る力が働く両刃です。
片刃は枝を払ったりする時には有効です。
サイズは一般的に150・180・210・240mmがあります。
私が持っているナタは、150mmと210mmです。
刃の長さに応じて、枝の長さも違います。刃が長い方が薪にかかる力が大きいため、割れやすいです。
しかし、それと扱いやすさは別です。
すでに束になって薪として販売されているようなサイズであれば、150mmで十分でしょう。
持ち手は木製とゴム製があり、シルキーのゴム製は刃の付け替えが可能です。
薪が丸太の状態であれば、ナタで割るのは不向きです。ヘッド部分が重く、割る力が大きい手斧が丸太を割るには向いています。
さいごに
ナタを使った薪割りは、誰にでも簡単できます。
しかし使い方を誤れば、大ケガに繋がる可能性があるため、使い方に気をつけましょう。
注意する3つのポイントを押さえると、安全に薪割りを楽しめますよ。
- 鞘から出る刃に注意
- 地面に置きっぱなしに注意
- 手元から遠い刃の扱いに注意
では、素敵なアウトドアライフを!