まつり(matsuri06)です。
薪割りに欠かせない薪割り台。
Amazonやメルカリでも販売しているんですね。
実際に購入した人で、「何回か使うと割れてしまった、ガーン!」というコメントをSNSで見かけます。
せっかく購入しても、時間をかけてDIYしても、割れると悲しいものです。
しかし、薪割り台の用途による使い分けや、薪割り台に使用する樹種について知っておくと、薪割り台を長く使い続けることができますよ。
タップできる【目次】
薪割り台の種類
薪割り台には、大きく分けて2種類あります。斧で使用する高さがある台と、手斧や鉈で使用する低い台です。
斧で使用する台は、薪割りする人が立った状態で使用するため、ある程度の高さが必要です。この高さは、薪割りする人の身長や薪の長さによって異なります。
我が家で現在使用している樹種はアカマツ。
高さは45cm。
直径は36cm。
35〜40cmの薪を斧で作る際には、この薪割り台を使っています。
手斧や鉈で使用する台は、薪割りする人がしゃがんだ、もしくは座った状態で使用するため、高さは必要ありません。樹種にもよりますが、15〜20cmくらいが一般的です。
ナイフや鉈でパドニングするにしても、手斧を振り下ろして割るにしても、薪割り台が安定している必要があります。よって、切断面の直径は高さより長いほうが安定します。
我が家では、これもアカマツを使っています。
高さ17cm。
直径37cm。
安心の安定感です。
薪割り台におすすめの樹種
薪割り台は永久に使えることはなく、使い続けると割れることがあります。
ただ、使用する木の種類によって、薪割り台の寿命は長くもなるし、短くもなります。
スギやヒノキなどの針葉樹は割りやすいため、薪割り台としては不向きです。しかし、入手も加工もしやすいため、Amazonやメルカリなどで販売されている低い薪割り台で取り扱われています。
これらは、薪割り台に衝撃が少ないパドニング用として捉えておいたほうが良いでしょう。
薪割り台に衝撃が強い手斧を振り下ろす薪割り用として選択するなら、ケヤキやカシなどの広葉樹で割りにくい樹種がよいです。
薪割り台に適さない(割れやすい)木の種類。
スギ・ヒノキ・カラマツなど
薪割り台に最適で(割れにくい)、おすすめする木の種類。
ケヤキ・クスノキ・カシなど
薪割り台の作り方
薪割り台の作り方は、シンプルです。
玉切りして、好みのサイズの円柱を作れば完成です。
持ち運びに便利な小型サイズの薪割り台は取っ手があると便利ですので、それを取り付けます。
「キャンプで薪割り台を使いたい。」と友人から相談があったので、実際に作ってみました。
以前、伐採現場から持ち帰った原木を使います。
樹種は割れにくいクスノキ。
最初に高さを決めて、切ります。
チェンソーで切った方が早いですが、切断面をできるだけキレイにするため、手鋸で切ります。
高さは直径サイズより短いほうが安定します。直径17cm、高さ11cmで作成しました。
インパクトドライバーで側面に2箇所、穴を空けます。
それぞれの穴に、アイボルトをねじ込みます。
2箇所のアイボルトをロープで繋いで完成。
持ち手にアイボルトを使用した場合は、薪割りの際に刃物が当たらない様に注意が必要です。
薪割り台は、必要か?
薪割り台の作り方まで説明しておきながら、不要論についても触れておきます。
「丸太の薪割り台を使うのがカッコイイ!」と思って、キャンプで使っている人も少なくないはず。それは人の好みですからいいのです。
「薪割りはしたい、でも薪割り台(丸太)は重くて場所を取る。」という人は、板を使えば解決します。
パドニング程度なら板の上で十分可能です。少々のことでは割れませんから。
薪割り台は使えば使うほど、風合いとともに汚れやささくれが目立ってきます。
運搬時の収納を快適なものにするなら、「asobito コンテナトート」がいいですよ。
手斧など刃物と合わせて、ざっくり入れてもカッコイイです。
さいごに
薪ストーブユーザーには必須の薪割り台。キャンプで使用する人も多くいるため、紹介してみました。
購入すると2000〜5000円程度しますが、自作すれば数百円でできるのと、自作しただけあって愛着がわくはず。
原木が入手可能な人は、作ってみるといいでしょう。
では、素敵なアウトドアライフを!