私がツリークライミングを始めたのは2008年。今では年間500名以上と、木に登って樹上の世界を満喫しています。
「ツリークライミング」は、日本語に直訳すると「木登り」です。でも、木にガシガシしがみついて登るわけではないですよ。専用の道具を使って、老若男女問わず、樹上の世界を安全に楽しむことができるのです。
「ツリークライミングジャパン」という団体が、設立されたのが2000年。北は北海道、南は沖縄まで、全国各地で体験会が開催されています。現在までに20万人以上の人が樹上の世界を楽しんでいますよ。
ツリークライミングを楽しんでいる話を各地ですると、この質問をよく受けます。
はい。ということで、ツリークライミングを始める方法について、紹介します。主に3つありますよ。
- 体験会に参加する
- 本を読んで学ぶ
- 講習会を受講する
タップできる【目次】
1 ツリークライミングの体験会
体験会の参加方法など
体験会に参加するためには、まずは情報収集ですね。「ツリークライミングジャパン」のサイトに、体験会の紹介をしているページがあります。そこで、開催要項をチェックしましょう。
全国各地に200名を超えるファシリテーターが存在します。ファシリテーターによって、活動範囲が違います。まずは、自分が住んでいる近くのファシリテーター、もしくは事務局に開催費用含めて相談してみるといいですね。
定期的に開催している場所もあります。facebookで情報発信している団体をチェックしてもいいかもしれませんね。一部紹介しておきます。
体験会のメリット
ツリークライミングを始めるのに、体験会に参加するのがとても楽チンです。ツリークライミングに必要な道具を、自分で揃える必要がありません。主催者が全て準備してくれます。
体験会のデメリット
自分が登りたい時に登れない、ということです。『明日、木に登りたい!』と言っても、『急にはちょっと・・・』となります。主催者との日程調整が大前提、ということですね。
では、次は「本を読んで学ぶ」です。
2 ツリークライミングの本を読んで学ぶ
ツリークライミングのシステムの基本が分かる
2018年4月に発売された「イラストマニュアル・はじめてのツリークライミング®」。
この本に、道具やロープワークなどについて、丁寧に紹介されています。
本を読んで学ぶメリット
2000円ほどの本で、ツリークライミングの基本のノウハウを知ることができます。後で述べますが、「講習会を受講する」に比べると金額負担が少ないです。
本を読んで学ぶデメリット
本はあくまで本です。一方通行の情報ですので、困った時に質問があっても返答はありません(笑)。本を読んで、実際にやってみて不安を感じても、相談できる人がいないということですね。
木はどれでも登っていいわけではなく、所有者の許可が必要ですよね。所有者に許可してもらえる根拠は、『本を読んで学んだから、登れるよ。』だけでは足らないかもしれません。自分で所有する山林なら許可は必要ありませんけどね。
最初からツリークライミングが安全に楽しめる木というのは、ほとんど存在しません。枝が折れていたり、腐っていたりという危険も潜んでいます。木の剪定方法などを紹介している本ではありませんよ。
ツリークライミングを自分で始めるということは、まず道具を購入しないといけません。道具の種類がたくさんあること、購入方法も様々です。買い物で失敗しないように気をつけましょう。
では最後に、「講習会を受講する」にいきましょう。
ツリークライミングの講習会を受講する
講習会の参加方法など
体験会と同じように、講習会も全国各地で開催されています。開催一覧を見て、日程や場所で参加可能な講習会をチェックしましょう。
体験会を開催するファシリテーターほどはいませんが、インストラクターは全国各地に50名以上います。
講習会の雰囲気は、フォトギャラリーでどうぞ。
講習会を受講するメリット
まず、インストラクターから直接学べることですね。高いところに登ることもできるツリークライミングは、一歩間違えれば危険なことがあります。相互のやり取りで、道具やロープワークのことなど、不安を解消しながら技術を習得することができます。
それと、ツリークライミングを一緒に楽しむ仲間が増えるという点です。「本で読んで学ぶ」にも少し共通しますが、講習会を受講しても一人で登るのは、最初は不安があります。しかし、仲間がいれば一緒に練習する機会も作れますので、安心ですね。
講習会修了後に資格が取得できること、地域によっては資格取得者で集まってツリークライミングを楽しむグループもあるようです。
講習会を受講するデメリット
当然ですが参加費が必要、36000円です。「本を読んで学ぶ」の約18倍ですからね。この値段を高いと判断するか、安いと判断するか・・・。
お金をかけずに時間を使うか、お金をかけて時間を使わないか、のどちらかということです。ツリークライミングに限らず、何を学ぶにしても同じことが言えますね。
いかがでしたか?
ツリークライミングを始める3つの方法を、メリット・デメリットと合わせて紹介しました。
- 体験会に参加する
- 本を読んで学ぶ
- 講習会を受講する
では、素敵なアウトドアライフを!
※記事内のHPの切り抜き画像は、ツリークライミング®ジャパン掲載許諾済です。