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焚き火台の下に置く「スパッタシート」が、キャンプ場の芝生を救う。

耐火、防炎、スパッタシート、焚き火台




まつり(matsuri06)です。

キャンプ場のルールを利用者が守らず、キャンプ場が閉鎖されるニュースをたまに見かけます。

ゴミの放置や芝生での直火、管理スタッフが常駐する有料キャンプ場ではなさそうですが、無料キャンプ場の多くはこの問題に直面していそうです。

私がよく利用するキャンプ場「田ノ浦野営場」も、そのひとつでした。

焚き火台で焼ける芝生

芝生広場が気持ちいい田ノ浦野営場。

キャンプ場の各所に設置されはじめた「直火焚き禁止」の看板。

中に入って観察すると、芝生が焼けた跡を発見。

あちらにも、こちらにも。

これらは芝生の上で直火焚きをした跡ではなく、焚き火台の熱による焼け跡です。

芝生の上での直火焚きは禁止しても、焚き火台の種類によっては、熱が芝生に伝わり焼けてしまうわけです。

これはキャンプ場のルールは守れていますが、マナーの問題かもしれません。

焚き火台の熱による芝生焼けには、管理スタッフが頭を悩ませていることを私は直接聞いていました。

だから今後は、芝生を傷めない焚き火マナーが普及していけばと考えています。

焚き火台の下には、スパッタシート

そこで登場するのが、耐火・防炎性能に優れるスパッタシート。

今回はAmazonで2018年スパッタシート部門第1位を獲得した、「ICHIFUJI」スパッタシートの性能を確認してみました。

サイズは1m×1m。

セッティングは簡単で、ただ広げるだけ。

そして、スパッタシートの上に、焚き火台をセットします。42cm四方の焚き火台を置いても、周囲に余裕があります。

そして、1時間ほど焚き火をしてみました。

焚き火をし始めて、すぐに気づいたこと。

それは今回使用したメッシュシートの焚き火台の下は、あまり熱くならないため、『この性能テストは意味がないのでは?』と思ったことです(笑)。

まつり
焚き火台のチョイスを間違えたきん。

そんなことを思っている横で、焚き火は進行中。

スパッタシートの性能テストのためか、薪の一部が爆ぜてスパッタシートの上に落ちました。

爆ぜたカスが燃え尽きるまで放置してみました。

しばらくして取り除くと、薄く焼けた跡。穴は空いていません。

1時間の焚き火終了。

焚き火台をよけて確認。爆ぜた薪で焼けた跡が数カ所ありました。

問題はスパッタシートの下です。

スタッパシートが1番焦げていた箇所を、恐る恐るめくって確認。

芝生は熱で焼けていませんでした。

さすが溶接用保護具として使われているだけのことはあります。

使用後は、付属の袋に入れて、他の道具を汚すことなく撤収できます。

風が強くてもめくれないスパッタシート

煙の流れからも分かる通り、この日そこそこ風が強く吹いていました。

スパッタシートがめくれて、焚き火にかぶさる心配をしましたが、めくれるどころか微動だにしませんでした。

重量が898gあり、なかなか重厚な作りです。

万が一めくれるような強風が吹いていても、ハトメがあるバージョンであれば、ここにペグを打ち込めば万全です。

まつり
このスパッタシートがめくれるような強風の日には、焚き火をすることはないきん。

キャンプ場オーナーの悩み

(2020.11.27.追記)
この記事を見てくれた某キャンプ場オーナーから、メッセージが届きました。

長文でしたので、簡略して紹介してきます。

キャンプ場のマナー問題に触れてくれて嬉しい。当キャンプ場の利用者もスパッタシートを持参で来てくれる。

しかし、足が低い焚き火台を使用した場合は、スパッタシートを敷いても熱が芝生に伝わり、数日後に芝生が枯れている現象が見られる。

芝の変化は数日後のため、利用者は気づかない。

また、土の場合は黒く焦げていることもあり、土を入れ換えることもある。

その対策として、板(焚き火台敷)を貸し出している。

キャンプ場スタッフでなければ、気付かないことですね。

同じ悩みを抱えているキャンプ場スタッフもいるはずです。

そこで、私の場合は焚き火台の下に、水を入れたフライパンなどを置いて対策しようと思いました。

いざという時の消火用にも使えますからね。

1年間使用したスパッタシート

2019年11月から1年間、焚き火台の下に敷いて使ったスパッタシート。

焚き火台に収まらないサイズの薪が落ちたり、薪が爆ぜたりなどして消耗したスパッタシート。

30回ほど使用したら、かなり消耗します。

穴が空いている箇所もあります。

かなり痛んでいますが、それだけ芝生など焚き火台の下の地面を守ってきたということです。

スパッタシートは使用しただけ傷み、汚れていきます。これが気になる人は黒いものを選択した方が良さそうですね。

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さいごに

焚き火台の熱による芝生焼けを防いでくれる「スパッタシート」を紹介しました。

スパッタシートはメーカーによって、色やサイズが違います。

使用する焚き火台の倍以上のサイズを選んでおくと、爆ぜた薪による芝生焼けの心配もなくなるでしょう。

焚き火台に限らず、キャンプで使用する薪ストーブの下に敷くアイテムとしても必携になりそうです。

まつり
細かいことですが、スパッタシートを使用することで、キレイな芝生広場でキャンプができるきん。

では、素敵なアウトドアライフを!