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薪割りのコツ。初心者も安全で簡単に割ることができるよ。




まつり(matsuri06)です。

薪ストーブユーザーで、自分で薪づくりしている人には、楽しくて仕方がない作業ですよね。私も原木があれば、割りたくてウズウズします。

ところで、薪割りの方法を誰かに教わったことありますか?

「斧を振り下ろせば、木は割れる」

パッと見の行為はそうですが、コツがあるのです。

そこで安全で斧を使った基本的な薪割り方法を紹介しますよ。

まつり
手斧とナタを使った薪割りもあるきん。

手斧で薪割り

ナタで薪割り

斧を使った薪割りの方法は2つ

薪割りをするとき、足はどのような状態で割っていますか? 2パターンありますよね。

両足を肩幅に広げるタイプ(左)と、片足を前に出すタイプ(右)。どちらも薪割りする時のフォームです。

両足を肩幅に広げるタイプは、体の軸がブレにくいので初心者向きです。片足を前に出すタイプは、慣れていないと体の軸がブレます。

餅つきをする時、杵で餅ではなく臼を叩いている人いますよね。あれと同じで、慣れていない人は思ったところに斧がいきません。

薪割り初心者は、両足を肩幅に広げるタイプの方が割りやすいですよ。慣れてきたら、片足を前に出すタイプにもチャレンジしてみましょう。

薪割りのコツは、腰を落とす。

では、両足を肩幅に広げるタイプで、薪割りをしてみましょう。昨年整備した山からヒノキとスギを大量にいただきました。今回はこれらを玉切りして薪割りします。

薪割り台の中心に、玉切りした原木を乗せます。薪割り台は、割る原木の直径より大きなものを使います。

ちなみに薪割り台は、コンクリートやレンガだと斧が壊れますから。

私は右利きですので、腕の動きが右利き仕様ですよ。

狙いを定めるのは、原木の中心より少し手前。

斧を振り上げる際、左手は斧の柄の先端、右手は先端から30cmほど離れた場所を持ちます。

左手は動かさないため滑り止めのゴム手袋、右手は動かしやすいよう素手です。

斧を原木めがけて振り下ろします。振り下ろしながら右手は先端の方へスライドさせます。

斧のヘッド部分(刃)が下がってくるのと同時に、腰を落とします。

この段階で、右手は左手の隣にきますよ。

パコーン!

斧のヘッド部分の重さで、原木が割れて薪になります。

私が使っている斧は、ヘッド部分が重い「グレンスフォシュブルークス」の斧です。節がない原木はパカッと割れます。

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腰を落とすのがポイントですので、極端にやってみました。薪割り台が低いというのもありますけどね。

斧だけでは割れないと嘆いている方は、クサビを使うといいですよ。

薪割りでもケガや事故はあるかも!?

斧を振り下ろすと同時に腰を落とすのには、2つ意味があります。

1 斧のヘッド部分の重さに体重が加わるため、割りやすい。

薪割りは楽しいとはいえ、重労働です。斧を振り下ろす回数はできるだけ少ない方が楽です。しかし、力がない人は回数が増えますよね。そこで、斧を振り下ろす時に腰を落とすことで、より力が加わり割りやすいのです。

2 失敗しても斧のヘッド部分が体に当たらない

初心者は、パカーン!とうまく割れない時もありますよね。時には空振りをしたり、思っていないところに斧を振り下ろしたり。

空振りした場合、斧が割るのは原木ではなく、自分の足という可能性もあるかもしれません。

斧を振り下ろす時には腰を落としましょう。

柄で薪は割れない。

「原木の中心より手前を狙う」と伝えましたが、これにも理由があります。

初心者にありがちですが、振り下ろす位置が定まらないため、柄で原木を叩くことがあるのです。

柄で原木を叩いてしまうと、

  • 斧のヘッド部分が予測不能な動きをして危ない。
  • 柄が傷つく、もしくは折れる。
  • 手がしびれる。

いいことがありません(笑)。

薪割りに適した原木

斧でたいていの原木なら割れますが、薪割りに適さない木もあります。樹種ではなく、原木の切断面です。

切断面が綺麗な原木(左)を割るようにしましょう。切断面がガタガタしている原木(右)は、そのまま割ってはいけないのです。

割ることはできますが、斧が当たる位置によってガタガタしている箇所が、割った瞬間に弾け飛ぶことがあり、危険なんですよね。

薪ストーブを設置して1年目。うちの庭で薪割りの際、弾け飛んだ木のかけらがガラスに直撃!星マークが刻まれましたよ(笑)。

まつり
人は失敗して学ぶきん。

面倒くさくても、切断面は綺麗にしておきましょう。

よほどのことがない限り、木のかけらが飛び散ることはありません。安全を考慮して、防護メガネ、防護ズボンを着用するのもよいです。

さいごに

安全で基本的な薪割り方法を、紹介してみました。

斧を振り下ろす際に「腰を落とす」と安心感が増しますよ。

薪割りは、自分の体と道具の相性も大切です。薪割りしすぎて体を壊さないように、自分のスタイルに合った方法でするといいですね。

まつり
薪割りは楽しくて、ついつい没頭してしまうきん。

では、素敵な薪ストーブライフを!

クスノキの薪割り台

ナタで薪割り

手斧で薪割り